富田歯科医院の考える治療は、「むし歯ができたから、その箇所を治す」
というだけではなく、「むし歯にならないお口の状態にする」ということだと考えています。
必要な治療をしっかりと行うことはもちろん、むし歯になった原因を探り、
その原因を根本から改善していく。むし歯の多くは、個人差もありますが、
飲食の習慣等の生活習慣に起因しています。
そこで生活習慣を見直し、フッ素を利用し、歯質を強化することで
むし歯にならないようにサポートしていきます。
歯医者さんが歯科検診で「C1.C2・・・」と話しているのを聞きませんか?
「C1.C2・・・」とは、むし歯の進行具合を意味します。 歯の状態によって、むし歯の進行具合を段階に分けることができます。
むし歯は気がつかない間に進行してしまうため、痛くなってからでは手遅れになってしまいます。
定期的に歯科検診を受けるようにして、初期の段階でむし歯を見つけ、処置・予防しましょう。
エナメル質(歯の白半透明の硬い部分)の表面が酸によって白く濁った状態、
もしくは溝が茶色になった状態です。
見た目にはほとんどわかりづらい、むし歯の初期状態です。
この程度なら再石灰化が期待できますので、しっかり磨いて進行を防ぎましょう。
フッ素の使用も有効です。
エナメル質内に細菌が進入して穴が空いた状態です。
ここまで進行すると、もう再石灰化はほとんど期待できません。
また、この時点では、まだ痛みを伴う自覚症状はほとんどありません。
エナメル質の下の象牙質にまでむし歯が進行しています。
また、見た目でも歯に黒い筋がついているのがわかります。
冷たい水や熱いものが歯にしみるようになります。
歯髄まで細菌が進入した状態です。
歯髄には痛みを感じる神経が含まれているため、細菌が進入すると炎症を起こし激しい痛みを感じます。
熱い食べ物や飲み物がしみてきて、ズキズキ痛み出します。これを歯髄炎といいます。
歯の根だけが残る末期症状。
歯髄炎を放置すると、その痛みはある日なくなります。
それは治ったのではなく、神経が死んでしまって感じなくなっているだけなのです。
さらに放置すると、根の先から歯根膜に炎症が起こり、硬いものを噛んだりすると痛みや違和感を感じるようになります。
口腔内には個人差があり、同じ生活をしてもむし歯になりやすい方、
なりにくい方がいらっしゃいます。
むし歯予測テストの結果により、患者様のリスクを把握した上で、治療の案内を行います。
まずは患者様にご自身の状態を知っていただくこと。
現状の生活習慣を一度振り返っていただくことがむし歯予防の第1歩です。
子供の時期というのは様々な習慣が身に付く時期だと思います。
この大事な時期にキレイな歯を保てるような生活習慣を身に付けていただければと思います。
むし歯予防は歯が生える前から始まっています。お子様の成長データを見守り、お子様にとって良い習慣のご提案をいたします。